映画『クロニクル』感想

クロニクル

『クロニクル』(原題:CHRONICLE)


監督:ジョシュ・トランク
脚本:マックス・ランディス

最近ちょっと話題になってる「クロニクル」を観てきました。
この作品は9/27から首都圏で2週間の限定公開となっており
いま見ておかないと後悔しそうなので・・・
また料金もオールタイム1000円とかなりお得です。
なんでそういう公開方法なのかというとこれが全米で公開されたのが
2012年2月なので既に海外ではBDなどのディスクが発売されています。
ので、この料金じゃないと客が来ないということでしょうか・・・

まず感想を述べますと
かなり面白かったです。
詳しくはネタバレを多く含みそうなので後述するとして
面白さとしてはパシフィック・リム>クロニクル>マン・オブ・スティール
ぐらいの感じでしょうか。あくまで好みの問題ですから
人によっては順位が変わると思いますけど。
この映画はPOV方式、つまり手持ちのビデオカメラによる主観撮影となっています。
「ブレアウィッチプロジェクト」や「クローバー・フィールド」みたいなアレですね。
これ自体はもう目新しいものではありませんが今回は
物語の性質上、非常に有効な撮影方法になっています。
これだけでも劇場に見に行く価値はありますが公開はもうすぐ終了してしまいますので
行けなかった人はレンタルでぜひ。
↓以下ネタバレありの感想

















ストーリーとしては割と単純で
普通の高校生3人がある日超能力を持ったらどうなるか、というものです。
序盤は「超能力学園Z」と言う感じでなかなか楽しげな感じですが
中盤以降は主人公がどんどん暴走していく様は「AKIRA」の鉄雄みたいな
感じですね。
ここでの主人公はアンドリューということになりますが
彼の持つコンプレックスや家族環境から能力に溺れていくくだりは
過不足無く描写されていて良かったと思います。
ただその分、他2人の内面描写がかなり薄まっていますが・・・
特に従兄弟のマットに関してはもうちょっと考え方なりを
描いたほうがラストに説得力が出たかなと。

全体の尺が83分と短いので非常にテンポ良く観ることが出来ました。
POV方式はカットがぶつ切りになるので見難くあまり好きではないのですが
本作においては非常に有効に使われたと思います。
超能力部分の粗が目立たないというのもありますが
主人公たちが演技ではなく等身大で捉えられている点が
素晴らしかったと思います。超能力SFという部分を除いても
青春群像劇としてまずまずの出来でした。

またカメラを超能力で浮かして撮影するというのは作劇上の
ちょっとした発明というべきであり今後の作品にも影響を与えそうですね。
ケイシー(女性)のカメラ映像をうまく組み合わせて編集されてるのは
面白い。また後半では監視カメラやドライブレコーダー、TV局のカメラ
なども組み合わせることによって臨場感を出しています。
終盤の能力者同士の戦いは「マン・オブ・スティール」より
演出が上手かった気がしますね。特にラストの決着の仕方は
こっちのがいいと思いました。

主演のデイン・デ・ハーン(アンドリュー役)はアメイジング・スパイダーマン2
での敵役に出演が決まっているそうですが
あの蜘蛛を引き裂くシーンは予言だったんでしょうかw

監督のジョシュ・トランクはこれが初監督作品ということで
今後が楽しみです。
とにかくこれで1000円はかなりお買い得なので
間に合えば映画館で観ることをオススメします。

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映画 | コメント(0) | トラックバック(1) | 2013/10/07 01:11
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