映画『第9地区』感想

第9地区★★★☆
初日レイトで鑑賞。箱が狭い上に結構人が入ってました。
シャッターアイランドはでかい箱でガラガラでしたが・・・
まずはネタバレなしで感想。

観る前にちょっと期待値を上げてしまったせいかまあまあって感じでしたね。
もうちょっとSF的なテイストが欲しかったと言うかディテールの設定がかなり甘かったので
観ていてもうひとつ乗れないところがありました。
出てくるのはれっきとしたエイリアンでありますが描いてるテーマが難民差別なんで
彼らの持つ高度なテクノロジーとかがかなりぞんざいな描かれ方です。
(一応そういったテクノロジーが使えない理由は述べられていますが)
またそういったテーマの映画なので作中では人間の持つ正義とか善意といったものが
まったく出てきません。主人公にしてもエイリアンにしても。
だから観ていてなんだか居心地が悪い部分がありました。
「インビクタス」でもそうでしたがこの手のテーマは日本人だといまひとつピンとこない
ところもあり、また主人公含めて登場人物に感情移入できないのでイライラする部分も
かなりありました。
ただしアイデアはかなり秀逸でありまた今までに無い切り口の作品だと思います。
序盤と終盤の展開はかなり面白いし引き込まれました。
エイリアンをモチーフに現実問題を描くというのは斬新で興味深いものでした。
個人的にはもうちょっと娯楽作品にしても良かった気がしますけど
こういうのを娯楽作品で描くとかなりB級臭くなるから微妙でしょうかねぇ・・・。
この作品は観る人によって結構評価が割れる気がします。
以下ネタバレありの感想






















中盤の中だるみと最後にオチがないのが残念でしたね。
ラストにちょこっとでも「3年後」が描かれていれば良かったんですけど。
主人公が変身する理由とかまったく説明がないのもちょっと引っ掛かりました。
主人公の行動があまり理性的ではなく、というかバカすぎなのもちょっと。
自分だけ母船に行ってもしょうがないだろとかね。
見終わって全然スッキリしないんですけど作品としては価値があるというか
こういう映画が作れるのはスゴイなと思いましたね。
舞台がアメリカだったらもっと違ったかもしれませんが
ヨハネスブルグというのがまた絶妙というか。

↓某掲示板でよく貼られるヨハネスブルグのコピペ

・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた
・ユースから徒歩1分の路上で白人が頭から血を流して倒れていた
・足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると死体が転がっていた
・車で旅行者に突っ込んで倒れた、というか轢いた後から荷物とかを強奪する
・宿が強盗に襲撃され、女も「男も」全員レイプされた
・タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に強盗に襲われた。
・女性の1/3がレイプ経験者。しかも処女交配がHIVを治すという都市伝説から「赤子ほど危ない」
・「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後血まみれで戻ってきた
・「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が靴と服を盗まれ下着で戻ってきた
・中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。一度襲われてまた教われる確率が50%の意味
・ヨハネスブルグにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人が外国人旅行者。


第9地区@ぴあ映画生活

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映画 | コメント(0) | トラックバック(1) | 2010/04/11 01:13
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