映画『悪の教典』感想

悪の教典

『悪の教典』
監督・脚本 三池崇史
原作 貴志祐介
主演 伊藤英明

ちょっと時間があいて公開が終了しそうだったので観てきました。
予告で見た感じではちょっと微妙かな・・なんて思っていましたが
最近アニメ「新世界より」がかなり面白くなってて
そういえばこれの原作も貴志祐介だったなぁと思いだして
急に見たくなったという・・・
貴志祐介は「黒い家」からのファンでこの人の描くサイコパスキラーは
本当に恐いんですよねえ。「新世界より」は原作未読なんですけど
それに登場した悪鬼の描写で久しぶりにその恐怖を呼び起こされまして。

ただ「悪の教典」は予告が派手すぎてバトルロワイヤルみたいな
感じかなと想像していましたがイイ意味で裏切られました。
普通に、というか予想以上に恐い作品でした。
特に伊藤英明の無感情に人を殺していく演技が素晴らしく
背筋がゾッとしました。
個人的にはホラー映画やモンスター映画よりも遥かに恐いんですよね
この手のサイコパスキラーは。
なんか本能的に恐怖を覚えるレベル。
そういう人間が実在していてそれを見破るすべがないってのが
すごく恐いんですよ・・・。
↓以下ネタバレ有りの感想





















今回は原作を読まずに観たので映画単品の評価になりますが
それでも貴志祐介らしさというかサイコパスの怖さが
十分伝わる出来でしたね。
上映時間は長めですが間延びしたとこがないのでまったく
長く感じませんでした。テンポがいいというか
ここらへんは三池監督の手腕でしょうか。
前述した通り伊藤英明の演技も良かったですけど
他の教師や生徒も一癖ある感じで面白かったです。
大胆不敵に犯罪を重ねていくのはサイコパス特有とはいえ
後半の展開はさすがにどうかなとは思いましたけど
最近のアメリカ銃乱射事件を考えるとあながち荒唐無稽でもないか
といえるのではないでしょうか。(事実が小説を超えるのは
よくある話ですね。)
銃の目玉ギョロリはちょっとやりすぎというか
アニメならともかく実写だと微妙ですかね。
あえてCGではなくSFXでやったように見えますが
蓮実の幻覚として考えるとそれは単なる精神異常であり
サイコパスとはちょっと違うんじゃないかな・・・
原作がどうなってるのかわかりませんが。
アーチェリーとの対決シーンはCGですが良かったですね。
ラストの決着の仕方も良かったと思います。
蓮実が死んで終わりとかだったらちょっと嫌だったでしょうね・・・

デートムービーにはまったく向きませんが
怖がりたい方、嫌な気分になりたい方にオススメです。

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映画 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/12/21 03:28
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