映画『借りぐらしのアリエッティ」感想

アリエッティ★★★

スタジオジブリ最新作「借りぐらしのアリエッティ」を鑑賞。
ポニョの時はTVで観て映画館で観たかったなぁと後悔。
予告編ではなかなか面白くなりそうな感じで
ちょっと期待していたのですが・・・
以下ネタバレあるかもな感想。
















終わった直後の正直な感想は
「え、これでおわりなの???」
でした。
なんかTVシリーズ初回の2時間スペシャルみたいな。
これから面白くなるんでしょ・・・ってとこで終わってしまった感じ。
小人の暮らしぶりとか人間との出会いとか
ものすごく良かったんだけれども
起承転結の承転が抜けて起結で終わったような・・・
題材としてあまり映画向きじゃないというか
短編としての魅力に欠けると思いました。
たとえばTVのファミリー劇場(古っ)でやればかなり良かったんじゃないかと。

小人を題材にしたアニメは結構古くからあって
「冒険コロボックル(原題:だれも知らない小さな国)」や「ミクロイドS」
TVアニメの傑作とも言われる「とんがり帽子のメモル」とか。
それらと比較すると正直微妙というか物足りない感じがしました。
小人としてのスケール感の表現、例えばお茶をいれるときに
チョロチョロじゃなくて水滴がボトッと出る感じ。そういうのは
良かったけれどもそこらへんの表現は「ティンカー・ベル」でやってたし
あちらのが一枚上。(表面張力を利用してメガネのレンズにしたり)
ジブリ的なスピーディーな動きも最初の方だけでしたし
ちょっと期待が大きかったのかもしれません。

例えるなら
毎回今まで食べてこともない料理を出すという評判のレストラン。
今回は何を食わせるかとワクワクして行ったら
出てきたのは豚汁
いやすごくうまい豚汁なんですよ。素材も高級品で
料理の腕前も素晴らしい。
でもそれは「すごくうまい豚汁」でしかないのです・・・
そして豚汁なら「豚汁一筋」でやってる店のほうが多分美味いんじゃないかと。
そんな感じでしょうか。

小人のアリエッティと人間の翔との出会いは非常に良い感じで
描き出されていましたがそのボーイミーツガール要素がちょっと
中途半端というか不発な感じがなんとももどかしい。
これだったら人間側を少女にするとか
もしくは翔とスピラーの出会いと友情を描いたほうが
しっくりくるんじゃないかと思います。
アリエッティと翔の関係をもっと深く描く時間があれば
また違った印象になるかと。

家政婦のハルさんの描写もちょっともったいない。
こういう善人なのか悪人なのかわからない普通の人は
短時間でキャラを立たせなければならない映画においては
魅力が引き出しにくかったかなと。
連続ドラマとかならいいんですけどね。

キャラも魅力的だし世界観も良かったんだけども
時間が短すぎたかな。
N◯KのTVアニメシリーズとかで制作していれば
もっと面白くなったような気がして
ちょっともったいないなぁと思ってしまいました。


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映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/07/18 03:13
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