映画『SING シング』感想

SING シング

「SING シング」

監督 ガース・ジェニングス
製作 クリス・メレダンドリ
  ジャネット・ヒーリー
脚本 ガース・ジェニングス
エンディングソング スティービー・ワンダー

ちょっと記事が遅れましたが1日は
映画の日ということで公開終了間近の「SING」を観てきました。
もっと早く観に行きたかったのですがタイミングが合わなくて・・・
今回はちょうど箱がプレミアになったのでいい機会かと。
本当は字幕版を観たかったのですがもう吹き替え版のみに
なっていました。

吹き替え版ということであまり期待はしていませんでしたが
予想以上に良かったです。歌が重要な作品ですから歌唱力がある
キャストなのは当然として通常の演技も棒というよりは自然な
感じで役にぴったり嵌っていました。
ディズニーやピクサーに比べるとちょっと癖のあるキャラデザですが
表情の付け方とかは本当に素晴らしい。
特にヤマアラシのアッシュ(CV:長澤まさみ)とゾウのミーナ(CV:MISIA)
がティーンエイジャーらしさが出ていて良かったですね。
あと主人公のムーンの声がウッチャンだとわからなくてエンドロールで
ちょっと驚きましたねw(わかってて聞くと確かにウッチャンでした)
ただ吹替版だと1箇所日本語ネタが意味不明な感じになるのが惜しい。
(英語ができない日本人っぽいユニットが出て来る)
そこはDVD出たら観てみようかな。

話としては特に重いテーマが隠されているわけでもなく
割りと普通という感じだけど群像劇としてはかなりよく出来ている。
主人公があまり努力せずになんとなく良い方向へ行くのは
ちょっと引っかからないでもないが歌唱シーンでチャラというところか。
キャラクターデザイン的にちょっと敬遠してた部分もあるけど
これは大当たりだと思います。まだ観てないなら是非劇場で!

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映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/05/03 23:26

映画『夜は短し歩けよ乙女』感想

夜は短し歩けよ乙女

「夜は短し歩けよ乙女」

監督 湯浅政明
原作 森見登美彦
脚本 上田誠
キャラクター原案 中村佑介
キャラクターデザイン 伊東伸高

サービスデイということで観てきました。
この作品はフジテレビのノイタミナ枠で高い評価を得ていた
「四畳半神話大系」と同じ原作者・監督・スタッフとなっていますが
ストーリー的なつながりはありません。ただし世界観は共通なので
同じ登場人物が結構出てたりします。
作風としては四畳半~と同じものであれを観ていたなら大体想像できるかと。
湯浅監督といえば「ピンポン THE ANIMATION」や海外の「アドベンチャー・タイム」
にもエピソード監督として参加しており特に今回はアドベンチャー・タイムの
作風に近いものになっております。
これらも事前に見ておくと更に楽しめるかもしれません。

内容的には一応恋愛ドラマ?と言って良いのかわかりませんが
観ているだけでとても楽しめるものでした。
ただ中盤の学園祭でのミュージカルが盛り上がり最高で
その後の見舞いエピソードがやや物足りない感じなのが惜しい。
とは言え全般的にはテンポもよくBGMも素晴らしいので
観て損はないどころか必見と言っていい出来だったと思います。

特に花澤香菜さん演じるヒロイン「黒髪の乙女」が素晴らしく
もっと彼女を観ていたいと思わせます。
四畳半~からの登場人物と言えば樋口氏ですがTV版では藤原啓治さんが
演じていましたが今回は病気療養中ということで代わりに中井和哉さんが
演じていますがそれほど違和感はありませんでした。
小津は前回とはかなり違った役回りで登場しますがそれは観ての
お楽しみということで。

あと入場特典で7ページほどの短編小説がもらえますが「先輩」から「黒髪の乙女」
への手紙という形式で書かれており、映画のちょっとした補完的なものに
なっています。4/15日からは「乙女」から「先輩」への返信というものに
なるようですのでちょうどラストチャンスで貰えましたね。

あと1箇所、川原泉の「笑う大天使」が出て来るシーンがあって
ちょっとニヤリとしてしましましたw
本好きな人には非常に楽しめるシーンも有り恋愛物と敬遠せず
観に行ったほうが良いと思います。オススメ!

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映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/15 01:55

映画『パッセンジャー』感想

パッセンジャー

「パッセンジャー」原題:Passengers

監督 モルテン・ティルドゥム
製作 ニール・H・モリッツ
  スティーブン・ハーメル
  マイケル・マー
  オリ・マーマー

たまたま仕事が一段落したら今日は映画の日じゃないかという事で
さて何を観るか・・・シングが見たいとこだけどもうすぐ終わりそうな
「パッセンジャー」をチョイス。八千代緑が丘TOHOのレイトで
観てきました。箱が狭かったせいもあるけど結構人入ってましたね。

簡単にあらすじを書くと
冷凍睡眠で120年かけて植民惑星を目指す宇宙船。
その中でなぜか主人公だけ30年目で目覚めてしまう・・・
しかも再冬眠は出来ない。さてどうするか・・・という話。

サバイバルものと違って衣食住は完全に保証されているので問題ない。
ただ時間だけが敵というなかなか着想が面白いSF映画でした。
観てて思ったのは手塚治虫あたりが火の鳥で描いてそうなプロット
だなあと。ガチガチのハードSFと言うよりは漫画的でわかりやすく
面白かったです。最後までどうなるかわからないとこも良い。
ただネタバレになるので詳しくは言えませんが
多分男性と女性で評価が別れる話かもしれませんね。
女性の評価が低くなるのはしょうがないかも・・・

上映時間は116分ですが退屈な部分は殆ど無く楽しめました。
主人公の行動はラスト含めて賛否別れるかもしれませんが
とりあえず観て損はないと思います。
あと監督はキューブリックのファンかな?と思える場面が
いくつかあったのでそこら辺を探しながら見るのも良いでしょう。
オススメです。

↓以下ネタバレ含む感想




























コールドスリープに関するエピソードは色々なSFで描かれていますが
今回のは「一度起きたらもう戻れない」というのが面白かったですね。
主人公が彼女を起こしたのは許せるかどうかは難しいとこですね。
結果的には起こさなかったら乗員全員死亡してたわけですし・・・
主人公は一年で挫折したけど自分は10年が軽く1人で過ごせそうなんで
自分なら起こさないだろうとは思いますけどその場合はバッドエンド
ですからねえ。
この映画のメインテーマはSFじゃなくて生きるという事は
誰かとともに同じ時間を過ごす事って事なんじゃないかと
思いました。うーん、身につまされる・・・
ラストのまとめ方は自分はすごく好きですね。多分主人公らは
亡くなったんだと思いますがそれでも悪くない人生だったんじゃないですかねえ。
正直ちょっと羨ましいかな。

印象に残ったのはバーテンダーの登場シーン。あれってシャイニング
のあのシーンを思い出しましたね。喋り方も含めてw
あとああいった植民船でも格差がw世知辛いですなぁ。
ルンバみたいなロボットがかわいかったけどもうちょっと
活躍してほしかったかな。
宇宙船内は重力を作り出しているので無重力シーンはあまりありませんが
プールのシーンはなかなか怖かったですね。あれは確かに溺れる・・・
宇宙船が前部にシールドを展開して進んでいくってのは結構好き。
昔のSFドラマ「スペース1999」を思い出しますね。
そう言えばこの映画字幕版を観たのですが
1箇所だけ日本語の台詞がありましたね。ラストのあれも
ちょっと日本庭園風だったし宇宙服が邪魔でキスできないとかは
イデオンを思い出しました。もしかしたら監督は日本贔屓なのかも?

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映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/02 00:55

映画『虐殺器官』感想

虐殺器官

「虐殺器官」

監督 村瀬修功
原作 伊藤計劃
脚本 村瀬修功
キャラクター原案 redjuice
デザインワークス 荒牧伸志

伊藤計劃氏の原作小説3作を連続劇場アニメ化していく「Project Itoh」の最終作
「虐殺器官」を観てきました。前作「ハーモニー」と同じく原作は未読です。

観終わった感想
ちょっと難解な部分もあるけど結構面白い。

あ、難解と言ってもハーモニーよりはわかり易いとは思いましたが
ただ小説と違い映画は?と思っても戻って読み返せないので
ちゃんと観てないとわかりにくい部分も多かったかなと。
物語としては近未来サスペンスで小道具はSFを感じさせるものもありますが
基本的に現代劇の延長という感じでした。そこらへんは前作ハーモニーに
近い印象でまたたった一人の人間の意思判断が世界の命運を決定づけるという点でも
共通しています。

原作を読んでいないので一回観ただけでは物語をきちんと理解できてるか
わかりませんが「虐殺の文法」というアイデアはなかなか秀逸だと思いました。
特にラストは「あっ・・・そういう事か!」って感じで映画としては
良い締め方だったのではないでしょうか。

主人公はある処置によって常に冷静(フラット)なキャラですので
あまり感情移入できませんがそれも話の筋に大きく関わる部分なので納得できます。
(ボトムズのキリコをちょっと思い出しました。)
ただ生い立ちや背景があまり映画では語られないので幾つかの行動には
やや疑問を感じる部分も出てくるかもしれません。(原作ではその部分も
言及されているらしいです)
特に主人公がヒロインに惹かれる理由とか最後の行動の意味合いが
一回観ただけではちょっと理解できた自信がないですね。

アニメーションはキャラクターデザインを含め過不足無い出来ですが
内容的に実写の方が良かったのでは?と思う部分も。
ただ話的に(台詞は日本語だけど)英語で会話しているというのが
重要なので日本人では無理だしハリウッドでやるには地味かな・・・
となれば必然的にアニメしか無いという感じでしょうか。

アニメ作品というよりは普通に面白いサスペンス映画なので
割りとオススメです。

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映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/02/13 15:24

映画『マグニフィセント・セブン』感想

マグニフィセント・セブン

マグニフィセント・セブン」 原題:The Magnificent Seven

監督 アントワン・フークア
製作 ロジャー・バーンバウム
  トッド・ブラック
製作総指揮 ウォルター・ミリッシュ
      アントワン・フークア

ファーストデイということで今回は「マグニフィセント・セブン」を
観てきました。
タイトルはそのまんま「荒野の七人(The Magnificent Seven)」
つまりリメイクですね。更に元ネタの「七人の侍」は日本映画の中では
トップクラスに好きな作品なのでこれは観るしか無いなと。
おそらく大筋での改変はないと思われるので安心して観られるという
のもありますが・・・

さて、感想の前に「七人の侍」と「荒野の七人」について少々。
「荒野の七人」はかなり忠実なリメイクではありますが「七人の侍」に比べると
根底にある侍と農民の絶対的な身分の差みたいなものがないので若干物語的に
薄く感じる部分もあります。特にラストの台詞の意味は大分違うとも言えるでしょう。
とは言えエンタメとしては非常に良く出来ており西部劇の名作と呼ばれるのも
納得です。

今回の「マグニフィセント・セブン」は「荒野の七人」のエンタメ感を
より忠実に現代版として作られていると思いました。
特に見せ場の決戦シーンは見ごたえがある仕上がりになっています。
7人のキャラクターも良く立っており現代版らしく?複数の人種で構成されています。
特にインディアンと東洋人の高い戦闘能力はやっぱりアメリカ人にとっては
トラウマなのかな?と思ったり。一番好きなキャラはギャンブラーのジョシュ・ファラデー
ですね。デンゼル・ワシントン演じるサム・チザムも七人の侍の勘兵衛っぽい
雰囲気で気に入りました。

大きな変更点としては守るのは農民ではなく町の住人、敵は野党ではなく
町を乗っ取ろうとする鉱山主と言う所でしょうか。
七人がこの戦いに参加する理由がやや薄いような気もしますが尺を考えると
仕方ないところなのでしょうか。
それ以外の流れ(七人のうち四人が倒れるが最終的には勝利する)は
同じですね。
アクションシーンは久しぶりの大作西部劇という感じでこれは劇場で観る価値アリ。
旧作オマージュのラストシーンとエンドロール冒頭で掛かるあの曲は
やっぱりおぉっ!ってなりますね。
旧作ファンも観ていない若い人にもぜひ観てもらいたい作品です。
↓以下ネタバレ














一つだけ引っかかったのは主人公が戦う理由を私怨にしてしまったことですね。
七人の侍は何の得もない戦いになぜ命を賭けるのかというのが重要な
ポイントだったと思うのでそこは気になりました。しかし身分差がないと
考えればこの方がわかりやすいですし仕方ないかもしれませんね。
ガトリングガンとそれを倒すシーンは両旧作にもないオリジナル展開ですが
これは結構盛り上がって良かったと思います。

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映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/02/02 12:16
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